【フィギュアの保管方法と手入れ】意外と見落としがち!?フィギュアを売る前に最低限しておくこと!

フィギュアの状態が良いほど買取査定額もUPすることは言うまでもありません。ではここから、フィギュアの状態を良いままにしておく保管方法、フィギュアを綺麗にする方法について紹介していきます。少しでもフィギュアを高値で売りたいという方は必見情報です!

 

 フィギュアの保管方法について

まずは普段からフィギュアをきれいにしておくために気を付けることを紹介していきます。

フィギュア売る予定がない人もこれを実行することで普段から綺麗な状態でフィギュアを眺めることができますし、仮に売ることになった際にも良い状態のまま査定してもらうことが可能です。

まず気を付けるべきは日光高温です。日光に当たっていると紫外線によって劣化が早まってしまいます。プラスチック部分のパーツなどには合成樹脂が使われていることが多く、この合成樹脂は紫外線によって変色・変形してしまうのです。

 

 

また、フィギュアに使用されている可塑剤(かそざい)は日光に当たり続けると気化して表面のべたつきにも繋がります。一般的にフィギュアを保存するのに最適な環境は暗くて涼しく風通しの良い場所とされています。高温で剥がれるタイプの塗装がされているフィギュアも存在しますので、冬場に暖房などを使用される際にもお気を付けください。

次に気を付けるべきはです。細かい隙間なども丁寧に再現された優れた造形のフィギュアであればあるほど、様々なところに埃がたまってしまいます。是非とも専用のケースを購入するのをオススメします。

 

また、実は可塑剤は日光による影響以外に密閉状態にしておくのも危険なのです。フィギュアが入っていた箱で良いじゃないかとお考えの方!落とし穴ですのでお気を付けください。

可塑剤は時間経過によって気化していくのですが、密閉状態にしておくと気化した可塑剤が大気に逃げられなくなり、フィギュアの表面に付着してしまいます。こうなってしまうとフィギュアの表面はべたべたになり、査定に出す際に大幅な減額の原因となってしまいます。場合によっては買取不可商品になってしまう可能性もあります。(というかほぼ高確率で買取不可になります・・・。)

購入したフィギュアは帰宅したらすぐに開封してフィギュア用のショーケースに保管するのがベストなのです。専用の保管ケースを利用することで埃の心配もなくなり、可塑剤によるべたつきも防ぎことができます。

ねんどろいど程度の小さいフィギュアでしたら100円ショップにて売っているケースでも入りますよね。たったそれだけのことでフィギュアの状態が変わるのですから是非やりましょう。(いや、コレクターさんは当たり前にやっていることかと思いますけど。)

念のために、ケースを購入する際にはサイズの確認を忘れないようにしましょうね。

また、意外と忘れがちなのが煙草です。煙草のヤニがフィギュアに付着すると黄ばんでしまいます。このヤニは非常に面倒くさいもので落とすのが困難・・・というかほぼ無理です。フィギュアを大事にしたいというのでしたら、フィギュアのある部屋では煙草は吸わないように気をつけましょう。

 

また、フィギュアを触った際には手の脂がフィギュアに付いてしまいます。そのため、ベッタベタ触るのは控えたほうがいいでしょう。触る際に手袋を着用したり、触った後にしっかりと拭き取るといったこともした方が良いでしょう。そのまま放置してしまっているとその部分から色あせてしまう可能性もあるからです。

 

フィギュアの箱も買取金額に大きく影響します。フィギュアの箱を上手に保管しておく方法を紹介します。まず、フィギュアを箱から出す際にはテープを剥がすことになると思われます。このテープにもご注意ください。

ハサミやカッターで切って開封することが多いと思いますが、その後にテープをそのままにしていると箱に変化が現れます。テープに汚れが付着してテープ部分が汚れてしまうのです。そのため、ハサミなどで切って開封した後は、テープも綺麗に剥がしておきましょう。テープを綺麗に剥がすためにはドライヤーで温めるのがおすすめです。温めることで綺麗に剥がしやすくなります。剥がした際にベトベトした粘着剤が残ってしまった場合には、別のテープで何度も貼って剥がすことで取ることができます。フィギュアを開封した際にはテープを剥がすことをお忘れなく。

 

 フィギュアを綺麗にする方法

ここからはフィギュアを売る前に自宅で綺麗にする方法について紹介していきます。埃を取り除くにはエアダスターを使用するのがオススメです。エアダスターとは空気を発射して埃を吹き飛ばす商品です。

 

PCの掃除にも使うことができたり意外と持っていると役に立つ便利アイテムです。画像のようなタイプ以外にも様々なタイプがあります。100円ショップでも置いていたりしますので、普段使いしないという方はそちらで購入してみるというのも良いかもしれませんね。

エアダスターが家にないという方は筆などで行うと良いでしょう。それでも取れない細かい部分は濡らした綿棒などで傷つけないように取ってください。

 

水洗いでもある程度は埃を取り除くことができますが、細かい部分は難しいです。水洗いは大量に埃が付着している場合のみで良いでしょう。また、ケースも売る際には埃などをしっかりと取り除いておきましょう。エアダスターなどで傷をつけないように取り除きましょう。

可塑剤が付着してしまいベトベトになった際の対処法についても紹介していきます。一般的におすすめされているのは中性の洗剤で優しく洗うことです。この際には洗剤を泡立てて泡で洗っていくイメージで行うといいでしょう。拭く際にはティッシュなどは間違っても使わないようにしてください。べたつきが残っていた際に付着してしまいます。

水はぬるま湯がベストです。高温すぎるとフィギュアが変形したりする可能性があります。上記の方法以外にも、浸け置きする方法もあります。浸ける際には水の分量をかなり多めにしてください。べたつきの度合いによって徐々に洗剤の量を増やしていくと良いでしょう。拭きとった後はベビーパウダーを使用するのが良いでしょう。ベビーパウダーには可塑剤によるべたつきをある程度抑える役割があります。

 

面倒と思われるかもしれませんが、フィギュアコレクターはこういった作業メンテナンスを惜しみません。綺麗な状態でフィギュアを鑑賞できるだけでなく、買取査定額にも大きく影響することをコレクターたちは知っているからでしょう。(というか、単純に手入れが好きなだけかもしれませんが笑)